作家:
人見節男
会期:
2025年3月15日(土)〜3月24日(月) / 4月4日(金)〜4月6日(日) 火曜日〜木曜日定休
人見節男|Setsuo Hitomi (1945-2002)
特に美術教育を受けることがなかった人見節男は、社会人となってから、20~30代に絵を描き始めました。休日には湘南の海や丹沢、大山などの山々に出かけて日常の風景をスケッチし、住まいのあった湘南の豊かな自然をモチーフに描かれている作品が多くあります。
1990年代に日常の風景や植物といったモチーフを大胆な構成と配色で描き、一部のアーティストらから絶大な支持を受けました。自然が自由にデフォルメされたような画面構成は、同時期に制作された木版画にもその萌芽が見受けられます。2000年代には0~SM号の小作品を多く制作し、その小さな枠組みがより大胆な構成と配色を引き立たせます。2002年にこの世を去るまでその作風を貫いた人見は、まさに孤高の画家といえるでしょう。
Gallery Traxでは、1995年の「人見節男 自由画展」に始まり、1990年代から2000年代にかけて積極的に展覧会を行いました。今年で没後23年、人見作品は今でも多くの人に新たな「発見」と「感動」を与えてくれます。それらは、新鮮な印象を与えながらも、なんとも言えない平安な気持ちを感じさせます。
1995 人見節男 自由画展
1996 人見節男 自由画展
1997 髙橋恭司 写真展 × 人見節男 絵画展
2000 人見節男 絵画展
2008 人見節男 絵画展
2020 Trax Selection 2020
2022 Trax Selection 2022