作家:
川内倫子
会期:
2016年 4月23日(土)〜5月22日(日)
川内自身の原風景となる滋賀の景色と、祖母の小さな物語を収めた写真の展示です。
私的な日常風景を切り取り、つなぎ合わせ、普遍的な生命の輝きへと昇華させる写真表現によって同時代の高い評価を獲得してきた川内倫子。
光と闇、生と死、現在と過去が交錯し、容易に言葉に置き換えることのできないイメージの純粋さは、見る者のさまざまな記憶や感情を呼び起こします。
川内倫子(かわうち・りんこ)1972年、滋賀県生まれ。
2002年 写真集『うたたね』、『花火』で第27回木村伊兵衛写真賞受賞。
2005年 個展「AILA + Cui Cui + the eyes, the ears.」(カルティエ財団美術館、パリ/ガレリア・カルラ・ソッツァーニ、ミラノ(2006)), カルティエ財団美術館との共同出版で写真集『Cui Cui』を日仏同時出版(日本語版:フォイル)。
2009年 米ICP(International Center of Photography)の第25回インフィニティ・アワード芸術部門受賞。
2011年 米Apertureとの共同出版で写真集『Illuminance』(日本版はフォイル刊)を世界5カ国で同時出版。
2012年 個展「照度 あめつち 影を見る」(東京都写真美術館、東京)。2013年、米Apertureとの共同出版で写真集『あめつち』(日本語版:青幻舎)を世界3カ国で同時出版。 平成24年度(第63回)芸術選奨新人賞受賞。
2014年 テリ・ワイフェンバックとの共著写真集『Gift』出版。
2015年 イケムラケイコとの共著『きらきら』出版、個展「Illuminance」(クンストハウス・ウィーン、ウィーン)。
東京在住。