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WORKS ON PAPER

作家:

坂口恭平

会期:

2016年 11月3日(木・祝)〜11月27日(日)

僕は毎日、文字を書いているのだが、
一体、何を書いているのかと意味を問われても、よくわからないことが多い。 最近、ますますわからなくなっている。
記憶していることを書いているのでもなければ、
空想を書いているのでもない。
頭の中の動きというか、運動というか、そういうものを書いているような気がする。
ブライオン・ガイシンは「絵は書くものだ」と言ってたって友人から聞いたとき、
そっか「文は描くもので、絵は書くもの」かと妙に納得して、
長編小説みたいに絵を書いたら面白いと思って、
今度は、毎日、絵を書きはじめた。

坂口恭平

坂口恭平 / Kyohei Sakaguchi

1977 熊本生まれ。建築家、作家、芸術家、音楽家
2004 路上生活者の住居を収めた写真集「0円ハウス」(リトルモア)を刊行
2006 バンクーバー州立美術館で初の個展
2011 震災をきっかけに新政府を樹立し「独立国家のつくりかた」を刊行
2012 ワタリウム美術館で個展
2014 小説「幻年時代」で第35回熊日出版文化賞、小説「徘徊タクシー」が第27回三島由紀夫賞候補となる

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